日本ではじめてのまち歩き博覧会 長崎さるく博’06
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長崎さるく博'06推進委員会会長 松藤 悟

 4月1日から開催いたしました「長崎さるく博’06」は、212日間の期間中、およそ延1,007万9千人のご参加をいただき、盛況のうちに無事終了することができました。
 ご参加をいただきました皆様、また、長崎さるく博の運営にご尽力いただきました関係の皆様に、心より御礼申し上げます。
 この「長崎さるく博’06」は、日本ではじめてのまち歩き博覧会として開催したものですが、全国から多数のご参加をいただき、参加者からは好評の声が相次ぎました。まち歩きを通じた長崎の新しい楽しみ方、イメージを全国の皆様に発信できたものと考えています。そしてなにより、継続を要望するお声を多数いただいていますことを大変嬉しく思っています。
 また、「長崎さるく博’06」は、長崎は観光都市だという意識を市民一人一人が再認識する大きな機会にもなりました。自分たちのまちを少しでもきれいにしようと清掃したり、地域の皆様がまち歩きの人達に気軽にお声をかけたりする姿が多く見受けられました。このような市民のおもてなしの心が、参加者の満足度を高め、多くのリピーターを呼び込むことになりました。
 博覧会は終了いたしましたが、「さるくまち長崎」を名実ともに定着させるため、市民皆様とともにまさに歩み続けたいと思います。
 最後に、博覧会期間中にお寄せいただいた多大なご協力に対し、心から感謝申し上げます。


長崎市長 伊藤 一長

 2年間の準備期間を経て本年4月1日から開催いたしました日本ではじめてのまち歩き博覧会「長崎さるく博’06」は、212日間、約3万人の市民の皆様が運営を支え、見事に成し遂げました。まさに市民の熱意により、長崎市に大きな花を咲かせることができました。
 この博覧会の大きな特徴は、「市民が企画し、市民が実施し、その成果を市民が享受する」という市民主体の実施方針にありました。従来、大型の都市活性化イベントを市民主体で実施することは難しいといわれてきましたが、「長崎さるく博’06」では、準備の段階から長崎のまちとそれを支える市民の皆様のパワーを結集して取り組んできた結果、新たな都市観光のあり方としてのまち歩きが、各方面から注目を集めてまいりました。
 特に、参加された皆様の満足度の高さ、リピーターの多さ、全国からの視察団の来訪など大反響をいただきましたのも、長崎を愛する市民の皆様の熱意によるものと、改めて深く感謝申し上げる次第です。
 「長崎さるく博’06」はひとまず終了いたしましたが、博覧会で培われた人材やまち歩きのシステムという貴重な財産を最大限に活かしながら、これからも市民の皆様と一体となって「さるくまち長崎」のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 どうぞ、来年の「長崎さるく」にご期待ください。


長崎さるく博'06コーディネートプロデューサー 茶谷 幸治

「さるく博」を人生の誇りにして

 「長崎さるく博’06」は本日閉幕します。長崎のみなさん、ありがとうございました。二百十二日間のロングランでしたが、概ね好評を得て、正直ほっとしています。二年前にプレイベントを開始したときは、「さるく」という名称にも賛否あり、「まち歩き」が観光資源になるかという不安もいっぱいでしたが、みなさんに支えられてなんとか目的は成就したと思っています。
 実際、大型映像も人寄せパンダもない博覧会をぐいぐいと引っ張ってくださったのは、さるくガイドさんをはじめとする多くの長崎市民です。ガイドさんは当初、まち歩き案内人としての役割が強調されたのですが、博覧会が日を経て成熟するにつれ長崎の貴重な知的財産として誰からも評価されるようになりました。長崎へ視察に来た観光関係者が、さるくガイドさんの技術や情熱に感動して「どのように育成したのか」という質問をくりかえしましたが、育成なんてとんでもない、ガイドさん自身が自ら成長されたというのが本当でしょう。梅雨の長雨を乗り切り、いつまでも衰えない夏の暑さにも耐えて、「さるく博」を毎日毎日進行させていったのはガイドさん以外の誰でもありません。台風十三号に自宅の屋根を剥がされ、窓を破られて部屋を水浸しにしながら休まずガイドを続けてくださったガイドさんが何人もおられます。長崎を思う心を募らせてそれを熱く語る姿が、訪れた人々に新しい長崎の観光のあり方を強く印象づけたにちがいありません。
 さらに、多くの長崎市民が「さるきよっとですか」と観光客に声をかけてくださいました。「さるく」は、いまや長崎に欠かせない景色です。五回やってきたという千葉の方は、いろんなガイドさんに会いたいからとおっしゃっていました。
 グラバー園と出島で来る日も来る日も長崎を演じてくれた市民役者のみなさん、オープニングや龍踊り獅子舞、ダンス、夏の太鼓の舞台で燃える演技をみせてくれた市民演者のみなさん、中島川に新しい夏祭りをつくってくれた地元のみなさん、みなさんのがんばりでさるく博にすばらしいリズムが生まれました。
 「長崎さるく博」はひとまず幕を降ろしますが、「まち歩きのまち長崎」はここから始まるのでしょう。さるくことで博覧会に参加してくださった何万人の市民のみなさんがそれを支えてくださるのでしょう。こうして、長崎のまちの記憶が語られ、未来に受け継がれていくのはなんとすばらしいことでありませんか。
 私はこの三年にわたる長崎での仕事を人生の誇りに思います。すばらしい人々とすばらしいまちに出合いました。大切に大切に心にしまっておきます。ありがとうございました。


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